ぬか床を始めると必ず出てくるのが「これは漬けても大丈夫?」という疑問。定番のきゅうりやなす以外にも、意外な食材がおいしく漬かります。
この記事ではぬか漬けにできる食材24種を一覧表にまとめました。下ごしらえの方法と漬け時間の目安つきです。あわせて入れてはいけないものも解説します。
ぬか漬けにできる野菜一覧【定番】
まずは失敗しにくい定番野菜です。ぬか床を始めたばかりなら、この中から選ぶと安心です。
| 食材 | 下ごしらえ | 漬け時間の目安 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| きゅうり | そのまま/板ずり | 半日〜1日 | ぬか漬けの王道。まずはこれから |
| なす | 塩もみ・縦に切り込み | 1〜2日 | 色をきれいに出すなら塩とみょうばんを少量 |
| 大根 | 皮をむいて拍子木切り | 1〜2日 | 厚いと漬かりにくいので細めに |
| にんじん | 皮をむいて縦半分 | 1〜2日 | 硬いので長めに漬ける |
| かぶ | 皮をむいて半分に | 半日〜1日 | やわらかく漬かりやすい |
| 白菜 | 塩もみして水気を絞る | 半日〜1日 | 水分が多いので絞るのがコツ |
| キャベツ | 芯を除いて葉ごと | 半日〜1日 | 芯の部分もおいしい |
漬け時間はあくまで目安です。夏場は発酵が早く進むので短め、冬場は長めに調整してください。ぬか床の塩加減や熟成具合によっても変わります。
意外とおいしい野菜一覧【変わり種】
定番に慣れたら試したい野菜です。とくにみょうがは香りが引き立つと人気があります。
| 食材 | 下ごしらえ | 漬け時間の目安 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| みょうが | 縦半分に切る | 半日〜1日 | 香りが立ち人気。夏の定番 |
| ししとう | つまようじで穴をあける | 半日〜1日 | 穴をあけると漬かりやすい |
| ピーマン・パプリカ | 半分に切って種を取る | 半日〜1日 | 苦味がやわらぐ |
| オクラ | 塩で板ずり | 半日 | 産毛を取ると口当たりが良い |
| ズッキーニ | 輪切りまたは縦半分 | 半日〜1日 | 水分が出やすいので短めに |
| ミニトマト | へたを取る | 半日〜1日 | 皮に穴をあけると早く漬かる |
| セロリ | 筋を取る | 半日〜1日 | 香りが好みを分ける |
| 長芋 | 皮をむく | 半日 | シャキシャキ感が残る |
| れんこん | 下ゆでする | 半日〜1日 | 生は硬いのでゆでてから |
加熱してから漬ける野菜
デンプン質が多い野菜や硬い根菜は、生のままだと硬くて漬かりません。ゆでる・蒸すなどしてから漬けてください。
| 食材 | 下ごしらえ | 漬け時間の目安 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| じゃがいも | ゆでる・蒸す | 半日〜1日 | 生では硬い。加熱してから漬ける |
| さつまいも | ゆでる・蒸す | 半日〜1日 | 甘みと塩気が合う |
| かぼちゃ | ゆでる・蒸す | 半日 | くずれやすいので短時間で |
| ごぼう | 下ゆでする | 1日 | アクを抜いてから |
加熱した食材は水分を含んでいるため、粗熱と水気をしっかり取ってからぬか床に入れるのがコツです。
野菜以外でぬか漬けにできるもの
ぬか漬けは野菜だけのものではありません。発酵食品どうしの組み合わせで旨みが増す食材があります。
| 食材 | 下ごしらえ | 漬け時間の目安 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| ゆで卵 | 固ゆでにして殻をむく | 1〜2日 | 白身が締まり燻製のような風味に |
| チーズ(モッツァレラ・クリームチーズ) | キッチンペーパーで水気を取る | 4時間〜1日 | 発酵×発酵で旨みが増す人気の変わり種 |
| アボカド | 半分に切って種を取る | 半日 | 塩気と酸味が加わり濃厚に |
| こんにゃく | 下ゆでして水気を切る | 1日 | food独特の食感が楽しめる |
とくにチーズのぬか漬けは、チーズとぬか床の両方の発酵が重なって旨みが強くなるため、変わり種のなかでも評価の高い組み合わせです。「乳製品はぬか床に入れてはいけない」と説明されることがありますが、水気を取って短時間で取り出せば問題なく漬かります。
ぬか漬けに入れてはいけないもの
一方で、避けたほうがよい食材もあります。
生の魚介類・生肉
これは明確に避けてください。ぬか床は常温で管理することが多く、生の動物性たんぱく質は腐敗と食中毒のリスクが高くなります。ぬか床全体が使えなくなることもあります。魚を漬ける「へしこ」のような伝統食品もありますが、あれは専用の塩蔵工程を経た別物です。家庭のぬか床で真似しないでください。
傷んでいる野菜
傷んだ部分から雑菌が入り、ぬか床のバランスを崩します。新鮮なものを漬けるのが基本です。
においの強い食材(にんにく・玉ねぎ)
食べられないわけではありませんが、においがぬか床に移って戻りません。そのぬか床で漬けた他の野菜にもにおいがつきます。どうしても漬けたい場合は、小分けにした別のぬか床を用意してください。
水分が多すぎるもの・柑橘類の皮
水分の多い食材はぬか床を水っぽくします。柑橘類の皮は苦味と強い香りが移るため、風味を損なう原因になります。
ぬか漬けのよくある質問
みょうがはぬか漬けにできますか?
できます。縦半分に切って半日〜1日が目安です。香りが引き立つため、変わり種のなかでも人気の食材です。
じゃがいもは漬けられますか?
漬けられますが、ゆでるか蒸してからにしてください。生のままでは硬く、味も入りません。加熱後は水気を取ってから漬けます。
トマトは漬けられますか?
ミニトマトがおすすめです。へたを取り、皮に穴をあけると漬かりやすくなります。半日〜1日が目安です。大きなトマトは水分が多く、ぬか床が水っぽくなりやすいので注意してください。
チーズを入れるとぬか床がダメになりますか?
なりません。水気を取り、4時間〜1日程度で取り出せば問題ありません。むしろ旨みが増す人気の食材です。ただし長く入れっぱなしにするのは避けてください。
玉ねぎを漬けてもいいですか?
食べられますが、においがぬか床に残り、他の野菜にも移ります。日常的に使うぬか床では避けたほうが無難です。
漬ける時間はどう決めればいいですか?
表の目安を基準に、夏は短め・冬は長めに調整してください。初めての食材は短めに漬けて味を見て、足りなければ戻すのが失敗しない方法です。
まとめ
- ぬか漬けにできる食材は定番野菜だけでなく24種以上。みょうが・ししとう・ミニトマトなども漬かります
- じゃがいも・さつまいも・れんこんなどは加熱してから漬ける
- ゆで卵・チーズ・アボカドなど野菜以外もおいしい。とくにチーズは旨みが増す人気の変わり種
- 避けるべきは生の魚介・生肉、傷んだ野菜。にんにく・玉ねぎはにおい移りに注意
- 漬け時間は夏は短め・冬は長め。迷ったら短めにして味を見る







