夕方、帰ってから献立を考えて、買い物して、作って、片付ける。この一連をやめられるなら——と思って調べ始めると、必ずぶつかるのが値段です。
シェフの無添つくりおきは、正直に言って安いサービスではありません。ただ「高い」で終わらせると判断できないので、公式サイトの料金表と配送条件をすべて確認し、1人前あたりいくらになるのかまで計算しました。
| プラン | 送料込みの総額 | 1人前あたり |
|---|---|---|
| 食卓サポートプラン(通常) | 6,163円 | 約1,027円 |
| 食卓おまかせプラン(通常) | 14,597円 | 約1,216円 |
| 食卓サポートプラン(初回) | 3,799円(送料無料) | 約633円 |
| 食卓おまかせプラン(初回) | 9,980円(送料無料) | 約832円 |
この記事では、この金額になる理由と、申し込む前に知っておかないと後悔する条件——とくに「初回はキャンセルできない」「北海道・沖縄は届かない」という2点を、公式情報に基づいて解説します。
※価格・条件は2026年9月12日に公式サイトで確認した内容です。変更される場合があるため、申込前に最新の表示をご確認ください。
料金の全体像
プランは2つだけ。どちらも週1回の定期配送です。
| 項目 | 食卓サポートプラン | 食卓おまかせプラン |
|---|---|---|
| 通常価格(税込) | 5,173円 | 13,607円 |
| 送料(税込) | 990円/回 | 990円/回 |
| 総額 | 6,163円 | 14,597円 |
| 初回価格 | 3,799円 (26%OFF・送料無料) |
9,980円 (26%OFF・送料無料) |
| 届く品数 | 主菜2種+副菜3種 (計5パック) |
主菜3種(各2パック)+副菜6種 (計12パック) |
| 1パックの量 | 150〜300g | 150〜600g |
| 想定する食卓 | 大人2+幼児1の夕食2回分 | 大人2+小中学生2の夕食3回分 |
1人前あたりの計算
公式が示している想定量から割り戻します。
- サポートプラン:3人前×2食分=6人前。6,163円 ÷ 6 = 約1,027円
- おまかせプラン:4人前×3食分=12人前。14,597円 ÷ 12 = 約1,216円
食卓1回あたりで見ると、サポートプランが約3,082円、おまかせプランが約4,866円です。
ひとつ注意があります。この「人前」はメーカーが想定している量であって、実際に足りるかは食べる量によります。口コミでは「量が少ない」という声も「多くて冷凍した」という声も両方あるので、自分の家庭の食べる量で確かめるしかないのが実際のところです。
この値段は高いのか——判断の分かれ目
金額だけ見ても判断できないので、「何の代わりに使うか」で考えるのが実用的です。
| 何の代わりに使うか | 評価 |
|---|---|
| 外食・出前の代わり | 納得しやすい。家族で外に食べに行く費用と大きく変わらず、移動も待ち時間もない |
| スーパーの惣菜の代わり | 高く感じる。同じ品数なら惣菜のほうが安く済む |
| 自炊の代わり | 明確に高い。材料費だけを見れば自炊にはかなわない |
つまり「食費」の枠で考えると高く、「外食費」や「時間を買う費用」の枠で考えると成立する——これがこのサービスの価格の性格です。
買い物と調理と片付けで平日に1時間使っているなら、それが週2〜3回なくなる。そこに価値を感じるかどうかが、いちばん正直な判断基準になります。
なぜこの値段になるのか
「無添加だから高い」では説明になっていないので、公式が公開している製造条件から具体的に見ていきます。次の4つが、そのまま価格の中身です。
調味料の原材料まで規格書で追っている
いちばんコストがかかっているのがここです。
食品表示には「キャリーオーバー」という仕組みがあります。たとえば醤油に保存料が入っていても、その醤油で味付けした煎餅では「効果が持ち越されない」と判断されれば、保存料を表示する義務がありません。「書いていない=入っていない」とは限らないのが現状です。
公式は、この持ち越し分まで追うと明言しています。
私たちの使用する食材は調味料も含め、すべて規格書を取り寄せてキャリーオーバーまで厳重にチェックしていますので、原材料から持ち越された添加物も含まれておりません。
(シェフの無添つくりおき公式サイト よくある質問より引用)
さらに、うま味を出しやすく表示上も添加物に当たらない酵母エキスも使っていないと明記されています。例外として認めているのは、豆腐を固めるにがりとこんにゃくを固める水酸化カルシウムだけです。
「無添加」を掲げる食品は多くありますが、調味料の原材料まで遡り、酵母エキスも避けるとなると、使える材料も手間も変わってきます。
冷凍せず、冷蔵で届けている
多くの宅配食が冷凍なのは、日持ちするからです。在庫として持てるので、まとめて作れて廃棄も出にくくなります。
このサービスは冷蔵で、消費期限はお届け日を含めて4日間(一部エリアは3日間)。作り置きができないため、注文に合わせてその都度作ることになります。冷凍より確実にコストは高くなる作り方です。
そのぶん、食感や風味は冷凍品とは別物になります。ここが価格と引き換えに得ているものです。
保存料の代わりに、設備で日持ちさせている
保存料なしで4日もたせるために、公式は窒素充填——盛り付け時に空気を抜く技術——を使っていると説明しています。調理から発送までの工程も短縮しているとのことです。
読者にとって何が違うかというと、「日持ちする=保存料が入っている」ではないということです。薬剤ではなく設備と工程で解決しています。
手作りなので、作れる量に上限がある
これは価格というより「買えないことがある」という形で表れます。
実際、公式サイトには「◯月◯日お届け分までの受付けがいっぱいとなりました」という表示が出ます。すべて手作りのため調理量に限りがある、という説明です。
大量生産で単価を下げる方向には進んでいないサービスだと分かります。
——この4つを踏まえると、「高い」というより「この作り方をするとこの値段になる」が実態に近い表現です。ここに価値を感じるかどうかが、そのまま判断になります。

クーポン・招待コードはあるのか
安く始めたいときに探すのがクーポンですが、結論から言うと探す必要はありません。
友達紹介・招待コードは存在しない
公式FAQに、はっきり書かれています。
現在お友達紹介等のキャンペーンはご用意しておりません。初回は割引価格でのお届けが可能でございますので、ご友人様にお勧めいただけましたら、大変嬉しく存じます。
(シェフの無添つくりおき公式サイト よくある質問より引用)
制度そのものがありません。「招待コード配布中」とうたうページを見かけても、入力する場所が存在しないので、探し回る時間は無駄になります。
なお公式は「今後実施した際にはサイトやメールマガジン・LINEでお知らせする」とも書いているので、将来始まる可能性は残っています。
割引は初回26%OFFだけ
用意されている割引は初回限定の26%OFF+送料無料、これだけです。
- サポートプラン:5,173円+送料990円 → 3,799円(送料無料)
- おまかせプラン:13,607円+送料990円 → 9,980円(送料無料)
ここで見落とされがちなのですが、「26%OFF」は商品代金に対する割引率です。送料990円も無料になるので、実際に支払う総額で比べると値引き幅はもっと大きくなります。
| 通常 | 初回 | 差額 | |
|---|---|---|---|
| 商品代金 | 5,173円 | 3,799円 | -1,374円 |
| 送料 | 990円 | 0円 | -990円 |
| 支払総額 | 6,163円 | 3,799円 | -2,364円 |
支払総額で見ると実質38%引き。1人前に直すと約1,027円 → 約633円まで下がります。おまかせプランも同様で、14,597円が9,980円になるので実質32%引きです。
ちなみに提携先が独自に配るクーポンが存在することはあります(保育関連サービスの利用者向けなど)。ただし誰でも使えるものではないので、基本は初回価格が最安と考えて問題ありません。
最新のキャンペーン内容は公式サイトで確認できます。
申し込む前に必ず確認したい5つのこと
ここがこの記事でいちばん読んでほしい部分です。料金以外の条件で、後から「聞いていない」となりやすい点をまとめました。
1. 初回だけはキャンセル・スキップができない
もっとも重要な点です。公式FAQにこう書かれています。
初回お届け分のみ、ご注文のスキップ(キャンセル)を受け付けておりませんのでご了承ください。
(シェフの無添つくりおき公式サイト よくある質問より引用)
「いつでも解約できる」と紹介されることが多いサービスですが、正確には「2回目以降はいつでも解約できる」です。申し込んだ時点で初回分は確定します。
ただし裏を返せば、初回の3,799円だけ払って、合わなければ止められるということでもあります。回数の縛りも違約金もありません。
2. 2回目以降の手続きは「6日前まで」
スキップも休止(解約)も、次回お届け日の6日前までに手続きが必要です(九州地方・島根県・青森県は7日前)。
公式は「期日を超過したスキップは一切お受けできません」と明記しています。うっかり過ぎればその回は届き、課金されます。
週1回のペースなので、届いた翌日あたりに次回の判断をする習慣にしておくと安全です。
3. 北海道・沖縄は配送対象外
見落とされがちですが、全国配送ではありません。公式FAQに「北海道・沖縄を含む、一部地域や離島など、配送できかねるエリアがございます」と記載があります。
公式サイトの「お届けエリアの確認」欄に郵便番号を入れれば、申し込む前に配送可能かを確認できます。検討する前にまずここを見るのが確実です。
4. 受け取れないと、商品も返金もない
冷蔵品なので、不在時の扱いが厳しめです。ヤマト運輸クール便の保管期間は3日間。この間に受け取れないと——
保管期間を過ぎた場合、商品のお届けはできません。その場合、代金のご返金は致しかねます。
(シェフの無添つくりおき公式サイト よくある質問より引用)
受け取り曜日は土・日・月・火・水から選べ(九州・島根・青森は日〜木)、時間帯も指定できます。確実に在宅できる曜日を選ぶことが、このサービスでは想像以上に重要です。
5. 身に覚えのない50円の決済がある
知らないと不安になる仕様です。
2回目以降はお届け日の5日前に事前決済されますが、その3日前(お届け8日前)に50円の与信チェックが行われます。カードが有効かを確認するためのもので、すぐに返金されます。
ただしデビットカードやプリペイドカードの場合、一時的に残高から引き落とされ、返金の反映に数日〜2か月かかることがあると公式が案内しています。気になる場合はクレジットカードを使うのが無難です。
通常価格が重いと感じたときの調整
初回を過ぎて通常価格になってから「毎週はきつい」となっても、やめる以外の選択肢があります。
- 隔週にする——1回おきにスキップすれば月2回。サポートプランで約12,300円です。週1回だと月25,000円近くになるので、負担感はかなり変わります。スキップに回数制限はありません
- 忙しい週だけ使う——休止しても再開できます。出張や繁忙期、体調を崩したときだけという使い方も成立します
- 主菜だけ頼る——副菜は自炊し、手間のかかる主菜だけ任せる考え方です。この前提なら量の少ないサポートプランで足りる家庭が多くなります
「全部まかなってもらう」と考えると高く、「いちばん面倒な部分だけ外注する」と考えると評価が変わります。
向いている家庭・向かない家庭
向いている
- 子どもの食事で添加物をできるだけ避けたい——キャリーオーバーまで管理し、酵母エキスも使わないサービスはそう多くありません
- 共働きで平日の夕食づくりが負担——献立を考える手間ごとなくなります
- 外食や出前が増えている——同じ予算の枠で栄養バランスが取れます
- 離れて暮らす親に送りたい——公式も仕送り用途が増えていると案内しています
向かない
- 食費を最優先で抑えたい——自炊やスーパーの惣菜のほうが確実に安く済みます
- メニューを自分で選びたい——原則おまかせで指定できません
- 受け取り曜日が読めない生活——冷蔵品のため、受け取り失敗の代償が大きいサービスです
- 北海道・沖縄にお住まい——配送対象外です
よくある質問
結局いくらかかりますか?
送料込みで1回あたり、食卓サポートプランが6,163円、食卓おまかせプランが14,597円です(税込)。1人前に換算すると約1,027円と約1,216円になります。初回は26%OFF+送料無料で、それぞれ3,799円・9,980円です。
招待コードやクーポンはありますか?
友達紹介や招待コードの制度は、公式が「現在ご用意しておりません」と明記しています。割引は初回26%OFF+送料無料のみと考えて問題ありません。
1回だけ試せますか?
試せます。購入回数の制限はなく、2回目が不要ならマイページでスキップまたは休止の手続きをします。ただし初回分はキャンセルできないため、実質「初回の1回は必ず受け取る」形になります。
解約に違約金はかかりますか?
かかりません。2回目以降はいつでも休止(解約)でき、違約金も発生しないと公式が明記しています。締切は次回お届け日の6日前(九州・島根・青森は7日前)です。
どのくらい日持ちしますか?
消費期限はお届け日を含んで4日間です(一部エリアは3日間)。冷蔵5℃以下で保管します。食べきれない場合は冷凍もできますが、冷凍に向かない商品にはラベルで表示があります。
送料はいくらですか?
1回あたり990円(税込)です。初回のみ無料になります。
支払い方法は何がありますか?
クレジットカードの一括払いのみです(VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners・DISCOVER)。代引きや口座振替には対応していません。
食材はどこの産地ですか?
公式によると、2025年11月時点で食材全体の約82%が国産、鶏肉・豚肉はすべて国産とのことです。国産100%を目指しているものの、収穫量や品質の理由で外国産を使う食材もあると案内されています。
メニューは選べますか?
原則選べません。管理栄養士チームが栄養バランスを考えて構成しています。ただし公式によると、一部の利用者に主菜を1品入れ替えられる機能をテスト開放中とのことです。
まとめ
- 料金は送料込みで1人前あたり約1,027円(サポート)/約1,216円(おまかせ)
- 「食費」で見れば高く、「外食費・時間を買う費用」で見れば成立する価格
- 値段の理由は明確——キャリーオーバーまでの管理・酵母エキス不使用・冷蔵配送・窒素充填・手作り
- 招待コードは存在しない。割引は初回26%OFF+送料無料のみ(1人前約633円まで下がる)
- 申込前に必ず確認を——初回はキャンセル不可/手続きは6日前まで/北海道・沖縄は配送対象外/不在3日で商品も返金もなし
- 通常価格が重ければ隔週スキップで月2回に調整できる
最新の価格・キャンペーン・配送可能エリアはシェフの無添つくりおき公式サイトでご確認ください(本記事の情報は2026年9月12日時点の調査です)。
他社と迷っている方はツクリオ(旧つくりおき.jp)との比較記事、味や量の評判は口コミを調べた記事もあわせてどうぞ。






